1. |
Bellbottom
03:51
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遠い道のりだ 先は長いらしいけど
肩の力を抜いて楽にいくとしよう
それならそれで機嫌良くいこうぜ
ただひとつを除けば取るに足らないことだけ
歌をうたったりギターを鳴らしたりしてるうちに・・・
ベルボトムみたいな柔らかな光が
足元から広がって真新しい道を照らす
ベルボトムみたいに視界が開けたら
もう一度手を繋いで新しい旅にでようよ
エンドロールの後で
掛け違えてボタンを全部引きちぎったら
それは君の想像を越える
ベルボトムみたいな柔らかな光が
足元から広がって真新しい道を照らす
ベルボトムみたいに視界が開けたら
もう一度手を繋いで新しい旅にでようよ
10 years 10 years...
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2. |
The Slideshow
03:08
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坂を上りきってもまた下ることになるだろう
あざける人波を掻き分け君に言葉をかけたら
「どこまで行く?」
残りのマッチを灯してアルバムに目を落とす
夜が明けるとポストに銀河色のラブレターが
不思議なこと わからないこと
人も心も移ろうスライドショーのように
音も言葉も流れるスライドショーのように
嬉しいこと 忘れたいこと
優しい 切ないこと
人も心も移ろうスライドショーのように
音も言葉も流れるスライドショーのように
猫も子供も移ろうスライドショーのように
愛も哀しみも移ろうスライドショーのように
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3. |
Mona Lisa
03:28
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道に迷ったみいだ 帰ろうにも帰れない
人気のない公園の隅で沈黙する蟻地獄
落書きで埋め尽くされた壁の真ん中で笑う
それがモナリザだなんて誰も信じないだろうな
迷い込んだのはどうやらタイムトンネル
待ち合わせの時間はとうに過ぎてしまった
気付けば記憶にはないいつか居た場所
知っているはずの風景
振り返ればあれはやっぱりタイムトンネル
重い荷物ならどこかへ置いてきたから
すれ違う人達に軽く挨拶して先を急げば
まだ間に合うのかな
待っていてくれるかな
ビー玉みたいな目をした猫が後をついてくる
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4. |
Wonderland
02:34
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君に借りたままのレコード
飽きもせず繰り返し聴いてる
A面とB面の間に本当の愛があるってこと
僕らがそれを知ったあの日
外は物凄い雨が降ってた
スパンコールのような朝が来て
二人でそのレコードを聴いた
終わりがあるなんてことはもちろん想像すらしなかった
ところがある日君だけ一人
行ってしまったんだよな ワンダーランド
遥か遠くに見える一人乗りのタイムマシーン
瞬く間に薄暮の空へ消えた
腕時計のネジを巻くのはその時にやめた
もう時間なんてあってないようなもんだ
振り返れば長く伸びた僕の長い影とゆりかご
あのレコードには今もまだ
ダイヤモンドの針が落ちたまま
流れるエンドロール
やっと入り口に立っているよ ワンダーランドの
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5. |
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ひなびた古本屋の店先で見つけた
バックナンバーを手に取ってまるで10代のような気分
「今日で店じまいなんだ」と店主
「ほしいものは全部持っていきなよ」だって
明くる朝 俺は仕事を辞めて例の店へ
下りたシャッター叩いて彼にこう持ちかけた
「金と時間ならわりとあるんだ。
この店ごと全部譲ってはくれないかな。」
答えを待つ とても静かな太陽
そして俺はハシゴを蹴飛ばしてここにまんまと居座った
瞬く間に過ぎたのは30年
友達なんてほとんどあの世だもんな
ロッキングチェアにゆらりゆられ気づけば
迎えがくる時が近づいている
まつ毛越しになんて静かな太陽
欲しいものは君に全部あげるよ
今日で店じまいなんだ
だけどここにあるのはバックナンバーだけさ
ロッキングチェアとバックナンバー
ロッキングチェアとバックナンバー
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6. |
Sketchbook
02:38
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空想のスケッチで頭の中を満たせば
それはやっと言葉になって弾む
フラスコみたいな水槽
ひしゃげた窓を開ければ
君の真ん中で湧き出す音色
西陽射してがらんどう
影が全部塗りつぶしてしまった
透明の蜘蛛の巣
すり鉢状の世界地図
見下ろすほど近づく眩しい太陽
がらんどうの隅から始まって終わっていく
全部瞼に焼き付ける
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7. |
The Fifth season
03:16
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ついてないよなと舌打ちしても
仕方ないものは仕方がないし
いっそ諦めてみれば案外平気だったりする
面倒なことは黙っていても
やってくるものでそれもまた仕方がない
いっそ諦めてみれば案外平気だったりする
週末は淀んだ川沿いのベンチで
メガネは外してぼんやりと過ごす
向う岸には老夫婦が
なるほどまるでブックエンドみたい
枯葉舞う遊歩道 人生は幻
ポツリポツリ吐き出す独り言
つまんでは紡いで歌にするのが好きでね
巻き戻しても早送りしても
飽きもせずに君が好きで
色を変えたり切り貼りしても
結局五つ目の季節を僕は
見ることはないけどそれで十分さ
枯葉舞う遊歩道
人生は幻みたいなものさ
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8. |
End Roll
02:07
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時計のネジを巻いたのは
もう随分むかしのことさ
今じゃ3秒さえも永遠のように長く感じる
雨が止むのをずっとここでじっと待ってる
墓堀人が一仕事終えてこちらを見てる
ポケットには吸い尽くした煙草の空き箱があるだけ
風が止めばこの雨も直に上がりそうだ
それは夢から覚める時ととても似てる
まるで初めからそこには何にもなかったように
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9. |
Swimmy, Swimmy
02:14
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背中で誰かと誰かの話を聞いている
話題はちょっと懐かしい俺もよく知ったこと
ほどなくしてから誰かと誰かは悩んでる
どうやら肝心なことが思い出せないらしい
それはスイミー だからスイミー
七つか八つ頃授業で読んだアレだろ?
振り向いて口をはさもうか
迷ってるうちに最寄りのバス停乗り過ごした
「ねえ、それはスイミー!スイミーでしょ!?」と
学校帰りの少女が思わず声を張る
運転手は薄ら笑みを浮かべ
「はい、次止まりまーす」とのんびりアナウンス
La La La La♩
緩い坂道
犬の遠吠え
シャボンのいい香り
La La La La♩
歌にするほどのことでもないそんな話さ
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